井戸を撤去する際には、解体工事の前に「お祓い」や「息抜き」を行うことがあります。息抜きやお祓いを行うことは法律などで強制されるものではなく、地域の風習に沿って行うものです。
息抜きとは、井戸の内部から外にパイプを通す作業のことです。息抜きは、水の神様の通り道を作る意味合いがある他、井戸にたまった水やガスが外へ抜けるようにする実用的な役割も持っています。長い間水を通してきた井戸は、解体した後に真上に新しい建物を建てると地盤が緩み沈下する恐れがあります。息抜きを行うことで水を外に出して土地が乾燥されるため、地盤の改良にもつながります。
また地域によっては、井戸の撤去前にお祓いをする風習があります。これまで貴重な水資源で生活を支えてくれた井戸に感謝の気持ちを表現する意味を持っています。お祓いは強制されるものではなく、地域の風習によって執り行われることが一般的です。
弊社では、必ず井戸の息抜き・お祓いを行ってから井戸の解体工事を行っています。
息抜きやお祓いを行う場合は、解体業者と神社に依頼します。
解体業者の中には、息抜きに加えてお祓いの手配をしてくれる業者もいるので、解体工事と合わせて確認してみるとよいでしょう。お祓いの対応をしていない場合は、縁のある神社や近隣の神社の僧侶に依頼することになります。
気になる費用はというと、息抜き・お祓いで3万円程度です。地域や神社によって変動するので、事前に確認することをお勧めします。
井戸の撤去は専門的な知識が必要な為、井戸の埋め戻しに関する知識と実績がある信頼できる解体業者を選びましょう。
弊社では、井戸の解体実績が数多くあります!宮崎で井戸のあるご自宅や建物を解体予定の方、井上産業にお任せください!